2016.02.19

起業独立・会社設立を行い経営者になる心構え13つ

経営者になる場合の心構え

新たに事業を自分の力で起こし、本業にしたい方は起業による孤独な戦いに耐え抜くだけの精神力そして、体力が自分にあるかどうかを是非問いただしてほしいです。

  • 夢がある:叶えるためには実行力と信念が必要
  • 成功したい:継続する力と執着心そして、努力

起業や独立を考える方はやりたい夢がある場合と、成功したいという気持ちが強い場合が多いですが、その事柄を実現するためには「努力」は必要不可欠であることを知っておいてください。

また、起業や会社設立後5年間のうち約80%の方は会社員に戻るといわれています(企業生存率が5年後20%程度)。10年後の企業生存率は4%~6%程度といわれています(各統計データが古くばらつきがあるため)。それだけ厳しい現実があるということを理解し、成功するために心構えをしっかりと持っておきましょう。

1.決断することが仕事の一つ

決断する

会社設立や起業を行う場合には、「良し、独立をしよう!」と、決断することからスタートします。また、その後も会社を経営していく上で、いかなる場面でも決断が付きまといます。まさに「人生は決断の連続」と思うぐらい自分自身の知識・経験の範囲内で決断をするべき事項が多くのしかかります。

会社設立や起業を行う場合には「決断することが経営者の仕事」と心の準備をしておきましょう。独立後、ほとんどの方が無理だと思う決断や、非常に困難な決断に迫られます。

 

決断力がないと思われる方へ

自分を磨くこと、訓練することで決断力は身に付きます。もし、決断力がなければ・・・「あなたの船の舵取り(決断)が遅く船が氷山に激突して沈没するかもしれません。1日に決断できる数が約80つといわれています。かの有名なアップル社のスティーブジョブズは、仕事上決断の連続だったため、余計な決断をしないために、同じデザインの服を1週間分持っていたといわれています。

どんなに素晴らしい人間でも「決断できる数に制限がある」ということです。決断力がないと思う方は1日1日が決断だと思って行動することで、決断力・判断力が自然と身に付きます。また自己(自分はどんな人間なのか)を確立することでも決断力が向上します。

 

2.実行力と行動力は必ず必要になる

実行力と行動力

起業したいと考えた場合にあなたは何もないなかで実行力と行動力を持って取り組むことはできるでしょうか。「口で起業したい」、「こんなビジネスを行いたい」などと言っているだけでは口だけになってします。

また、営業活動などを行わないプログラマーのような仕事でも、独立起業する場合は実行力と行動力が必ず求められ、あなたが行動しなければ会社は前に進みません。また、思っている以上に誰も助けてはくれません。

 

まずはやってみると思う行動力

あなたが会社の経営を行う上で嫌な仕事や行いたくないこと、また未知の分野に遭遇します。その場合、「まずはやってみる」と思う行動力または実行力が必要不可欠になります。

独立・起業を考える場合には商売のモデルがあるケースがほとんどなので、まずは会社員だとしても新しいことにチャレンジしてみる行動力を持ちましょう。時間がないからという理由では、おそらくやっていくことは困難でしょう。独立・起業をするともっと時間はありません。

 

3.プレッシャーと孤独と戦うことになる

プレッシャー

今まで仕事で感じたことのない別のプレッシャーが常につきまといます。「売上が足らない、納期に間に合わない、利益が上がらない、給与が払えない」など様々なスリルを味わう可能性があります。

また、近くに相談する人がいたとしても、独立した会社の中では、「誰も自分のことを分かってくれない」と思うぐらいあなたは孤独です。

  • 孤独に耐えれる精神力(メンタル)
  • プレッシャーに打ち勝つ精神力(メンタル)

上記のメンタルは独立・起業にとっては一番重要なことといえるでしょう。覚悟しておきましょう。

 

4.他人のせいにしない、他人に頼らないこと

他人に頼らないこと

人間は弱いものです。他人にすぐに頼りたくなります。また、失敗した事実を受け止めれずに、他人のせいにします。その結果どのような事態を招くでしょうか。

  • 自分にお金がない→借りれば良いか→借金地獄
  • 人がいない商売できない→人を増やせばよいか→良い人が来ないと不満になる
  • 失敗した→他人のせいで失敗した→失敗を繰り返す
  • 仕事ができない従業員がいる→辞めさせる→1人になる

起業家が考える精神としては、人に頼らなくても起業・独立できる道を考えるのが重要な条件となります。また、仕事上失敗もするでしょう。ただ、他人のせいにしていたら、失敗を繰り返してしまい、たちまち倒産します。すこし傲慢化もしれませんが、失敗も成功もすべて「自分の力」なのです

 

2人以上で起業する場合は注意しよう

2人以上で起業する場合には注意が必要です。2人とも同一の立場や友人であれば、お互いがお互いを頼る傾向があります。その場合、失敗を招く恐れがあります。力関係をはっきりして、1人がサポート役に回ることができればうまく行きやすいです。

設立後、友人をなくしてしまった経営者を多くみます。

 

5.ビジョンを描き続けるか

ビジョンを描く

会社を設立する上で、会社の方針や明確なビジョンを打ち出すことは、あなたの(経営者)の仕事です。経営者としてビジョンを描けるかどうかが、会社がうまくいくポイントにもなります。従業員が増えていく中ではもっと必要になるでしょう。

会社はヒトの集団になるので、明確な方向を指し示す必要があり、進む方向が決まらなければ走ることはできません。また、従業員を新しく雇用することも困難になってくるでしょう。

あらためて、あなたのビジョンを考えましょう。

 

6.未来に悩まず、明日に悩む覚悟がいる

明日に悩む覚悟がいる

会社員や雇われている内は「自分はこのままで良いのだろうか?」「自分はこれからどうなっていくのだろうか」など悩んだりするものですが、独立・起業を行った時点で、未来や先ほどのビジョンを考えているわけです。

そのため決めた未来に進むために、1日1日努力をしていきます。ビジョンが遠くなればなるほど、「明日に悩む」ことが多くなりますし、「ヒト・モノ・カネ」で悩んだときは夜も眠れない(明日が怖い)時も訪れる可能性があります。

そして、毎日悩むという悪循環にも陥ります。だからこそ精神力・体力・前向きな気持ちが必要になってきます。根性論のように聞こえるかもしれませんが、精神面が弱いと経営してもすぐに駄目になってしまいます。明日に悩む覚悟を持っておきましょう。

 

7.営業嫌いでも営業力・交渉力は必要になる

交渉力は必要

ビジネスを行う上で、どの事業でも人との繋がりは必ず発生します。人とのやり取りは発生します。商談であれ電話であれメールであれ必ず発生します。その時に必要になってくるのは営業力になります。

  • 資金調達をしたい→説明するのは営業力
  • もっと値段を下げてほしい→交渉力が必要
  • 魅力的な人材なので雇用したい→事業説明や給与交渉も営業力
  • 顧客を怒らせてしまった、何とかしたい→営業力

設立を行い経営者となると、どんなに営業が嫌いでも営業や交渉を行い、営業力を身に着けなければ経営が困難になる可能性も高いです。逆に営業に自身がある場合は、中身がなかったり、細かい作業が苦手だったりしますので、その部分を強化しましょう。

 

8.裏切られることは覚悟しておくこと

人の裏切り

残念ながら人は裏切ります。それはどんなに信頼していた人でも裏切る可能性があります。(もちろん裏切らない人もいますし、裏切りには大きな裏切りから小さな裏切りがあります。)

その、裏切られたときのショックは非常に精神的ダメージが大きく、信頼していただけに仕事が崩れる可能性もあります
(現金商売をしているお店などはお金を持ち逃げされるなど良く聞くお話です。)

 

リスクは常に考えておく思考

良い経営者は臆病な経営者だとも言われます。その理由としてはすぐにリスクを考え、そのリスクを解消しようとするからです。イケイケの経営者の場合はどうしても前に前にと気持ちが出て、リスクを見失ってしまうことが多いです。

常に最悪のリスクを考え、リスクを解消する努力をし、なおかつ前向きな気持ちで仕事に取り組む技術が必要だと言えるでしょう。今現在会社員の方は仕事でも考えられることです。今のうちに準備しておきましょう。

 

9.自分の感覚を信じること(自分を信じること)

自分の感覚を信じる

あなた(経営者)として判断をする際に、今までの経験値から判断します。または、判断材料をそろえた上で、これも経験値から判断しています。会社を設立し、経営を行うと今まで判断したことのない判断を迫られます。

一番身近なところでは、起業のビジネスプランを他人に話した時です。自分自身は「絶対うまくいく」「絶対儲かる」「絶対おもしろい」など思っていますが、他人はそうは思わないときに、(もちろん現実的な計画は必要ですが)自分の感覚を信じれなくなります。

信じれなくなったときには、あたなの「情熱」や「熱意」が欠落しおそらく経営はうまくいっていないでしょう。たとえ失敗しても反省しながら前に進みましょう。

 

経営者感覚は従業員には持てない

自分の感覚や経営者感覚といわれるものは、あまり従業員に持ってほしいと思わない方が無難です。独立志向の人間は少し違いますが、従業員には従業員感覚があるからです。

 

10.従業員と経営者の違いを知っておく

経営者と従業員の違い

項目 経営者 従業員
お金の意識 ・資金繰りをするもの
・資金調達をするもの
・回すもの
・使うもの
・貯めるもの
仕事への意識 ・仕事を生み出すもの
・人を動かすもの
作業をするもの
仕事時間への意識 ・常に時間がないと思うもの
・常に仕事のことを考えているもの
時間が決まっているもの
視点の違い ・全体を見渡すもの 作業の1ヶ所を見ているもの
認められ方 ・結果がすべて プロセスを考慮した結果

 

経営者と従業員にはこれだけの違いがあります。もしあなたが現在従業員の意識で働いているのであれば、経営者の意識になるべく早く変えておきましょう。独立・企業を行うと苦労します。

 

今後は結果が「すべて」になります

厳しい環境で営業などの仕事をしていた場合、結果は必ず付きまといますが、社員の場合固定給なので例え仕事の契約を取ってくる結果を残さなくても生活費という給与は貰うことができます。

経営者の場合は結果が出なかったらお給与は貰うことができません。結果が全てとなります。今まで上司に叱られたときに、「私は頑張った、プロセス(経緯)も見てほしい」と思ったことがある方は注意してください。

 

11.健康と体力に自信をつける

体力が必要

「あなたは24時間働けますか? 」

昔流行ったキャッチコピーですが、時には会社のトラブルがあった場合は寝る暇もないときもあります。その時に大事になるのは健康と体力になります。病気は仕方ないものですが、「経営者としてはセンスがない」ということです。これは女性でも男性でも同じです。

なぜならば、創業時に経営者が倒れると会社がうまく回る可能性は極めて低くなります。また、病気で倒れたときに会社も潰れてしまえば誰も保障はしてくれません。以下のことを行っておきましょう。

  • 1日30分以上歩く
  • 1週間のうち運動は2時間ぐらいする
  • ジムに通い体力をつける
  • 3食バランスを考えたご飯を食べる
  • 独立前に人間ドックや健康診断を受けておく

若いからといっても注意が必要でしょう。

 

12.2つとも取るという思考を持つ

2つとも取る

どちらか一方の選択を迫られる時が必ずあります。また、2択で選択を迫ってくる人と出会うこともあります。その時は、「どうやったら2つとも取れるのか」という思考を必ず持っておきましょう。

なぜならば2つともを取ることで経営を有利に進めることができるからです。

 

2つとも取るが嘘つきにならないこと

時には嘘をついても2つ取れるなら取りましょう。ただ、嘘つきにはなったら駄目ですし、それは詐欺にもなりえます。「嘘つきにならないこと」とは有言実行を行うということです。

あなたが「絶対に成功する」と伝えた壮大なビジョンを従業員の前で発表した場合

  • 成功したら→有言実行(成功者)
  • 失敗したら→嘘つき

そのため、嘘つきにならないように有言実行するように心がけましょう。

 

13.事業に必要な「ヒト・モノ・カネ」は準備しておく

準備する

  • ヒト:人脈や人材
  • モノ:商品や製品を作り出す材料
  • カネ:現金、資金繰り

 また、最近においては技術であったり情報も事業に必要になるため「ヒト・モノ・カネ+情報・技術」などが事業には必要です。経営者自身ですべてを補うこともまれにできますが、会社が大きくなるにつれて悩みの部分は「ヒト・モノ・カネ+情報・技術」に偏って来るでしょう。

そのため、独立や起業を先延ばしにしている方は今からできる人脈の形成や技術の習得、情報を貰える場の構築、何よりも現金を準備しておいてください。きっと起業した時に経営が楽に進みます。

 

まとめ:努力の天才になれますか?

努力の天才

「あなたは努力の天才になることができますか?」

  • 楽して稼げる商売はありません
  • また、楽して稼ぐのが商売です

有名な経営者の自伝や話を聞くと、裏側には困難を乗り切った「努力」が必ずあります。実は努力することも才能の1つです。あなたは自分で努力を惜しまない自信はありますか?努力することはできますか?

経営者となる前に一度自分に問いただしてみてください

また、これらのことを「達成したらうまくいくのか」「達成しなければうまくいかないのか」は、もちろんわかりません。ただ経営者にとってこれらのことは大事なことであるということは事実です。 

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