2016.02.22

北海道江別市の高校が模擬旅行会社として「須藤観光株式会社」を設立

模擬旅行会社である須藤観光株式会社設立

北海道の江別市西野幌(にしのっぽろ)にある立命館慶祥(りつめいかんけいしょう)高等学校が、模擬旅行会社として「須藤観光株式会社」を設立しました。

この模擬旅行会社「須藤観光株式会社」は、立命館慶祥高等学校で、起業家講座を受講している3年生25人が、起業家体験の一環として設立したものです。営業や総務など、生徒それぞれに役割を決めて経営のすべてを行います。社長は、昨年10月に立候補した須藤正成さん(18)で、会社名も須藤さんの名前を取って命名されました。資本金は1株500円で、JR北海道や教員などから集められた計7万円です。

経営理念は、地元である江別の魅力をPRしていく事とし、第1回目は、外国人観光客を対象とした日帰りツアーを企画し、1月21日に実施しました。ツアー参加費は1人5000円で、地元の食材を使用したカニ汁を食べることや、クロスカントリースキーやそり遊びの体験、書道や茶道など日本文化に触れる体験など、盛りだくさんの内容を揃えました。第1回目の参加者は、台湾人と韓国人の計6名で、生徒たちが札幌市内のゲストハウスに出向いて直接声をかけました。当初は、ホームページで呼びかけていましたが、1人も集まらず、営業部長の川内ひなのさん(17)は、「もっと早い段階で積極的に参加者集めに動けばよかった」と振り返っていました。

実際に参加した台湾人や韓国人6名は、「またこのようなイベントがあれば参加してみたい」と、このツアーを好評しており、今でも生徒と無料通信アプリLINEなどを通してツアー中に撮影した動画などのやり取りを行っているそうです。担当の中川善之教諭は「生徒たちには、企画立案や資金集めなど今回学んだ企業経営のノウハウを今後に生かしてほしい」と話していました。

 

【スタピ編集部からのコメント】
ホームページを使用しての募集で、人が1名も集まらなかったという困難がありましたが、今回、ゲストハウスに出向いて自ら声をかけて回るという方法を考え実行しました。起業を行って、初めて見えてくる課題は多くありますよね。そういった課題に直面した際に、どう向き合うのかが大事になり起業後も実際設立を行う前も、さまざまな課題に出会い、解決策を考え、実行していくという経験は将来とても貴重なものになります。近年、こういった高校生の起業体験が多く見られるようになってきました。起業を知ることで、会社の仕組みなども理解することができるので、他の高校でも積極的に取り組くむことで、日本の起業家輩出の足掛かりとなってほしいものです。

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