2016.02.17

日本初の自治体電力小売り企業「みやまスマートエネルギー」が家庭用電気料金プランを発表!

自治体電力小売り企業

福岡県みやま市にある、日本初の自治体電力小売り企業「みやまスマートエネルギー」が、2016年2月16日に家庭用電気料金のプランを発表しました。「みやまスマートエネルギー」は、福岡県みやま市と、民間企業2社(株式会社筑邦銀行、九州スマートコミュニティ株式会社)が、共同出資して設立した日本初の自治体電力小売り企業で、エネルギーの地産地消を目指しています。

料金プラン・内容 料金 備考
基本料金(60アンペア) 1714.6円/月 九州電力より低価格化
同時支払い割引 マイナス50円/月
(マイナス600円/年)
水道料金とのセット割引
ポイント制度の適用 電気料金1,000円毎でポイント支給 地域のショッピングサイトで利用可能

 

今回発表された電気料金プランは、できるだけ安い基本料金を目指し、契約容量60アンペアの世帯で、1714.6円と設定。月300キロワット時以上の使用料金とともに、九州電力より安い設定になっています。また自治体ならではのセット割などもあり、水道料金の支払いを同社でまとめて支払った場合、電気料金が月間50円、年間600円割り引かれます。この電気料金プランによって現在と比べ電気料金が、年間4000円程度安くなる見込みです。

また、「みやまスマートエネルギー」では、この他にポイント制度も導入しており、電気料金1,000円ごとにポイントが貰え、地域のショッピングサイトなどで使用することができます。

しかし、自治体の電気小売り会社が、家庭に営業活動を延ばすことは、「民間企業の圧迫」という批判の声も聞かれます。福岡県みしま市の西原親市長は「エネルギーの地産地消に挑戦し、利益を市民に還元し、地方創生の柱としたい。そういうこと(民業起業に対する圧迫について)は考えていなかった。(電力自由化は)民間も初めてやる事業なので、互いに公正な競争をやっていきたい」と記者会見で語りました。

会社名 みやまスマートエネルギー株式会社
本社 〒835-0024
福岡県みやま市瀬高町下庄613-1 建設会館106号室
設立日 平成27年2月18日
資本金 20,000千円
事業者 特定規模電気事業者(PPS)
株主 福岡県みやま市(55%)
九州スマートコミュニティ株式会社(40%)
株式会社筑邦銀行(5%)

 

【スタピ編集部よりコメント】
電気自由化により電気料金が安くなることは、一般家庭では嬉しい事となり、「みやまスマートエネルギー」の場合は、自治体が運営しているという点で、やはり安心感があります。その点で「民間企業の圧迫」にならないよう自治体も企業も、それぞれ知恵をしぼって、一般家庭により良いサービスを提供して欲しいですね。

 

電気自由化について

2016年4月の法律改正により家庭向け等の電力小売りが自由化されました。

  • 従来地域ごとに選択権なく一般電気事業者利用義務が撤廃
  • 電力会社を料金・プランから選択できるようになる
  • 2016年4月からスタートする

2000年には、大規模工場やデーパートなどの高圧電流が自由化となり、2004年には、中小ビルや中小規模向上の高圧電流も自由化、それにともない、2016年4月には家庭や商店の低圧電流が自由化となり、電気が全面自由化となりました。

 

一般電気事業者とは

東京電力や関西電力が一般電気事業者にあたり、家庭や工場等に電力を提供する、電力小売り業を主な業務としている会社のことを言います。電力自由化により、一般事業者のみが保有していた「決められた地域の中で電力を小売りできる特権」が失われました。また、自由化により電力小売り以外の事業も行えることになりました。

 

特定規模電気事業者とは

一般電気事業者以外の電気供給事業者を特定規模電気事業者といいます。(通称:PPS:Power Producer and Supplier)

電力自由化に伴い、現在の一般電気事業者に対抗する新規の小売電気販売事業者として登場しました。他にも、電力会社に対して電気の販売を行う「独立発電事業者」(IPP)などがあります。

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