2016.04.11

爆買いストップか!?中国が製品の関税引き上げを開始

爆買いストップ

中国政府は、今月8日より海外の旅行先で購入した商品を国内に持ち込む際にかかる関税を引き上げ、同時に関税検査の強化を開始しました。

中国財務省によると、酒や化粧品の税率をこれまでの50%から60%に、食品が10%から15%に、一般的な家電は20%から30%に、高級腕時計やゴルフ用品については、30%から60%と大幅な関税の引き上げが行われました。

また、中国の一部の空港では、関税の引き上げを行った同日から、海外から帰国した旅行者の荷物をX線検査機で調べるなど手荷物検査の強化が開始されました。今回の関税の引き上げは、低迷している中国国内での消費を促したいという、中国政府の狙いのもと行われたとみられていますが、関税の引き上げについいての周知度が低く、「空港で多額の関税を支払わされた」と言った不安の声が多数上がっています。

関税とは、国境を通過する貨物に通常輸入国の政府によって課せられる租税のことをいいます。(引用:ブリタニカ国際大百科事典)

 

中国で関税が免除される物と免除されない物とは?

日本でも、海外から帰国した際に手荷物検査が行われていますよね。しかし、国によって関税が免除される物と免除されない物は違います。今回取り上げた、中国の場合では以下のようになっています。

 

中国で関税が免除される貨物

  • 関税額が50元以下の1件の貨物
  • 商業価値のない広告品およびサンプル品
  • 外国政府(中央政府を指す)および国際組織から無償で寄贈された物資
  • 通関する前に損失を受けた貨物(一部損壊した貨物については、税関が認定した損壊の程度に基づき関税が軽減される

 

中国で関税が免除されない商品

  • テレビ、ビデオカメラ、ビデオレコーダー、ビデオ再生機、ステレオ、エアコン、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機、カメラ、コピー機、プログラム制御電話交換機、マイクロコンピュータと外部機器、電話機、無線呼び出しシステム、ファックス機、電子カウンター機、タイプライターおよびワープロ、家具、照明器具
  • 食品(酒類、飲料、果物、調味料、水産品、肉、卵、野菜、乳製品を含む)

(引用:JETRO 日本貿易復興機構

今回のニュースで、関税の引き上げの対象となった高級腕時計やゴルフ用品のような60%も関税がかかってしまう商品もあるので、入国の際には注意が必要です。

また、関税がかかる商品に関しては、さらに今後の引き上げも考えられるので、どのように中国人観光客の需要を維持、または、高めていけるかなどの対策も必要になってきます。

 

スタピ編集部からのコメントまとめ

今回、中国政府が、海外で購入した商品を国内に持ち込む際の関税を引き上げたということですが、当然のことながらこのことで、中国人の海外での消費が減ることが一番に懸念されます。特に日本では、近年、「爆買い」と呼ばれる、中国人観光客の商品大量購入が話題になっており、昨年度の中国人観光客1人あたりの日本での買い物代は16万円と他の国の観光客に比べ高額になっています。

そのため、百貨店や小売店では、中国人の「爆買い」が売り上げの一部を占めるまでになっており、今回の関税引き上げは、日本のビジネスに大きな影響を与える可能性があります。

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