2016.03.23

女性が起業・会社設立を行う7つのメリット・強みとは

女性が起業・会社設立を行う7つのメリット

日本政策金融公庫総合研究所が2013年12月23日に発表した『女性起業家の開業』によると、2013年新規開業者のうち、男性の占める割合は86.7%であったのに対し、女性の占める割合はわずか13.3%であったそうです。

男性経営者が多い日本社会においては、女性にとって、起業はハードルが高いものと感じられるかもしれません。しかし、女性だからこそ享受できるメリットも存在します。そこで今回は、『女性が起業する7つのメリット』を紹介していきます。

1.女性限定の支援策がある

中小企業庁による「創業・第二創業促進補助金」や、日本政策金融公庫による「創業支援貸付利率特例制度」等、創業時の支援策は様々ありますが、下記に掲げるように、女性のみを対象とした支援策が存在します。

従って、男性起業家よりも女性起業家の方が、創業時に多くの支援を受けられる状況にあります(※男性の方々、申し訳ございません)。

 

創業支援

 

ビジネスコンペ等

 

情報提供・相談支援

 

上記の中で、「ビジネスコンペ等」は大賞を獲得できる割合は小さいですが、「創業支援」や「情報適用・相談支援」はほとんどの女性の方が利用できるので、上手に活用していきましょう。

 

2.女性経営者のネットワーク

全国各地で活躍する女性社長・個人事業主・女性企業家の情報を提供する「女性社長net」や、商工会議所等による「女性経営者の会」、「女性経営者交流会」など、女性経営者のみを対象としたネットワークが存在し、様々なイベントが開催されています。

主なネットワークは上記の通りです。探せば、色々ありますので、女性経営者限定のネットワークの構築に役立ちます。

 

交流を通じて刺激を貰うことができる

女性経営者の人数は少ないため、日常的にはなかなか出会えません。女性限定のネットワークを利用すれば、女性経営者同士の人脈を広げることができます。様々な分野で活躍している女性経営者との交流を通じて、多くの刺激を受け取ることができます。

私はこのような会合に一度だけ参加したことがありますが、女性同士という安心感があるためか、取引先が2件も見つかりました。会合後に連絡を取り合える友人もできました。他の方が頑張っている姿を見ると、私も頑張ろうと活力が湧いてきます。

 

3.「女性特有の視点」で注目を浴びることができる

女性の経営者数は少ないので、目立ちやすく、取引先等の方々にすぐに覚えてもらえます。特に、女性が少ない分野で起業すると、非常に珍しがられて、インパクトを与えることができます。事業を行う上で、注目されるということは、大きなメリットです。

私自身は仕事をする上で、女性であるということを特に意識したことはないのですが、ちょっと変わったことをやると、「やはり女性の感性は違う」という風に評価していただけることがあります。

「女性特有の視点」を宣伝広告の武器にすることができるのです。

 

4.主婦の友人等の協力を得やすい

開業直後で、臨時に人手が必要となる場合があります。アルバイトやパートを募集しても、すぐには良い人が見つからない場合もあります。そのようなときには、主婦の友人等に協力を求めることができます。

子育てがある程度一段落した主婦の友人は、時間の融通が利きやすく、心強い味方となってくれます。友人が仕事に興味を持ってくれたら、事業の一部の担当者になってもらったり、共同で事業を進めたりしてもいいかもしれません。気心の知れた相手がいると、安心して仕事に打ち込むことができます。

 

5.男性部下のサポートが得られやすい

開業直後は慣れないことが多く、予測不能な様々な出来事が起こり、大変です。そんなときに強力にサポートしてくれる存在がいると、非常に心強いです。私の経験では、年下の男性部下が最も適役です。

「あなたの能力と尽力のおかげで、うまく進んでいるわ。本当にありがとう」と、謙虚に頭を立てて相手を立てると、本当に尽くして働いてくれます。一般的に男性は女性よりも、誰かの役に立っていることを誇りに思う傾向が強いのかもしれません。

おかげで私は、彼らに足を向けて寝ることができないくらい、助けてもらっています。もしも私が男性であったなら、年下の男性に頭を下げ続けることはできないのでは、と思います。女性経営者だからこそ、このような利点が得られるのではないでしょうか。

 

6.女性特融の得意分野を活かすことができる

内閣府男女共同参画局が平成28年1月21日に発表した『女性起業家を取り巻く現状について』によると、女性は男性と比べ、以下の分野での企業が多いそうです。

  • 子育て・介護等、生活のニーズに根差した「生活関連サービス業、娯楽業」
  • 趣味や前職で特技等を活かした「教育、学習支援業」

具体的な例としては、子育てサロンや学童保育、カルチャースクール、ヨガ教室、料理教室、オーガニック食品ショップ、ネイルサロン、手作りアクセサリーのネットショップなどが挙げられます。

起業をしたいけれど、何をすればいいのだろう、と悩んでいらっしゃる女性の方々は、上記の分野を検討してみたらいかがでしょうか。ご自身の得意分野を活かして、ビジネスに繋げていってください。

 

7.小規模で起業を始め、自分のペースで広げられる

先の『女性起業家を取り巻く現状について』によりますと、女性の起業パターンとしては、家事と両立しながら小規模に起業する傾向があり、78.6%が個人事業主として起業しているそうです。配偶者のいる女性起業家は、家計を全て担う必要がないので、このような傾向が強いのかもしれません。

従って、開業費用も少額で済むため、起業準備段階において直面する課題が相対的に少ないと考えられるそうです。つまり、少ないリスクで起業することができるのです。

 

個人事業から始め株式会社を設立する

私もまた、職務経験を活かして6年前に個人事業を開始しました。まずは自分のできる範囲で小規模で起業を始め、徐々に業務範囲を広げていき、軌道に乗ってきたので、3年前に株式会社を設立しました。このような方法ですと、自分のペースで活動を広げることができます。

市町村において、女性の起業をサポートする施策がありますので、そこで概況を把握するといいかもしれません。また、実際に起業する際には、税理士・司法書士・行政書士等の専門家の方々に依頼することもできます。

 

女性起業家の方へ

グローバル・アントレプレナーシップ・モニターによる2013年の調査によると、日本の女性の成人人口100人中、起業活動をしている人数はわずか2.7人であり、世界的には極めて低い水準を示しています。

女性起業家の活動推移

(高橋徳行『日本における女性起業家の現状について:グローバル・アントレプレナーシップ・モニター調査結果から』「Joyo ARC 47(545),4-11,2015-03,常陽地域研究センター」より)

しかし、日本政策金融公庫調査によると、女性の起業には以下のような意義があると考えられます。

 

眠れる才能の発掘手段となる

自らのペースで働き、シフト チェンジも自在にできる起業家という選択肢は、そうした才能に光を当てる存在であるといえます。

 

商品やサービスが生まれる可能性

女性の視点が加わることにより、それまでになかった新たなビジネスモデルを創出することが可能になります。起業の世界にも、このダイバーシティの観点は重要であろうといえます。社会進出に伴い家事や育児の負担に悩む女性を支援するサービスも、やはり女性の視点なくしては生まれないと強く感じます。

 

起業は女性たちのキャリアアップの場となりうる

勤務者とは違い、起業家としての立場に男性も女性もないため、働く女性のキャリアアップの場が「起業」というのはとてもスムーズです。

 

次なる女性起業家の苗床になる

女性の起業は女性雇用の受け皿となる。起業家として 活躍する女性の姿は、部下だけでなく取引先や友人、あるいは家族など周りの女性たちにとってもロールモデルになる。そこで刺激を受けた人たちのなかから、次なる起業家が生まれることもあるだろう。

(April 2014 No.067日本政策金融公庫 調査月報『女性起業家の実像と意義-「2013年度新規開業実態調査(特別調査)」から-』より抜粋)

 

まとめ

女性の起業により、上記のような社会的有益性を産み出すことができるのです。7つのメリットを活用して、1人でも多くの女性の方々に、経営者として活躍していただけることを切望しております。起業ならではの苦労はたくさんあります。しかし、これまでにない充実感と喜びを、日々享受することができます。

女性の秘めたる能力を大いに発揮して、日本の経済状況を活性化していきましょう!

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